富良野自然塾の生き物たち

SMBC環境プログラム NPO法人C・C・C富良野自然塾の許可を得て調査しております。

2012年12月2日日曜日

今年のコウモリは

暑い夏が続くなあ
と思っていたのも束の間
遅い寒気は強かった
気が付けば12月
道内は一気に雪国へと変わりました。

こんな時にコウモリたちはどこにいるのだろう
と想像しながら今年のコウモリデータを整理

2012年11月20日火曜日

富良野自然塾の鳥類相

佐藤さんが2年掛けて実施した鳥類相調査の結果が
ANIMATE No.10に掲載されました。


植樹林が成長した後の鳥類相の変化も楽しみですね

saito

2012年10月19日金曜日

エゾシカ食害調査

10月2日、3日で植樹箇所のエゾシカ食害調査を実施しました。

動物担当の斉藤さんに手伝っていただきながら、一本一本地道な調査です!!!


エゾシカ一番人気の樹種はハルニレで、人気がなかったのはヤチダモ、シラカンバでした。
人間には理解できない美味しさの違いがあるのでしょうか?


ともあれ、食べるのは程々にしてもらいたいものです・・・。

2012年10月14日日曜日

コテングコウモリ(Murina ussuriensis)とセンサーカメラ

センサーカメラLtl Acornを利用し
範囲40~60㎝限定の撮影では
赤外線ストロボが強すぎて白飛びしてしまいます。
そんな時はストロボを完全にテープ等で塞いで
レンズだけの性能で撮影しても十分に写ります。

ミルワームを食べる個体と水を飲む個体
慣れてしまったせいか?
ぶら下がらずに餌に埋もれて食べています。

Saito



2012年10月7日日曜日

コテングコウモリ他 121005

10/5に無人撮影カメラのデータ回収しにちょっと立ち寄りました。
その際に、先日、斉藤さんがコテングコウモリを確認したダイアナコースの植樹箇所で
コテングコウモリを発見しました!
斉藤さんが確認したのと同様、ホオノキの枯葉内でした。


でも、背中丸見え!
これでいいのかという感じでした。
葉の中には、カビいる糞もあったので、お気に入りの場所のようでした。

植栽箇所も念入りにみれば、まだコウモリがねぐらとして利用していそうな気がします。

無人撮影カメラについては、中に湿気が溜まったためか、正常に作動していないようだったので、
一時回収しました。

回収したデータには、1回だけエゾモモンガが映っていましたが、樹洞までは降りてこなかったようです。
あと、一時期話題になっていたFlying Fish?が映っていました。
何なんでしょうね?

2012年9月30日日曜日

コテングコウモリ(Murina ussuriensis)飼育日記 '12.9.30

コテングコウモリを3頭飼育観察中です。

だいぶ慣れてきたので手間が掛からなくなってきました。
しかし
野生の緊張感も無くなってきたような・・・

Ltl Acornで隠し撮り



2012年9月20日木曜日

樹洞の中は '12.9.19

フィールドではエゾモモンガ(Pteromys volans orii)の巣穴が
今春に3箇所確認されています。

http://furano-fieldnetwork.blogspot.jp/2012/03/120329.html

http://furano-fieldnetwork.blogspot.jp/2012/04/blog-post_10.html

http://furano-fieldnetwork.blogspot.jp/2012/04/blog-post_7281.html

しかし
夏になってからは3箇所とも利用されず
モモンガはどこかへ行ってしまったようです。

そこで
新しいオモチャを購入したので
樹洞の中を覗いてみました。

2012年9月5日水曜日

コウモリはなかなか捕まらないもので・・・

フィールドでは毎年カスミ網を使ったコウモリの捕獲調査を行なっております。


しかし
カスミ網は意外と捕獲効率が低いもので
悩みに悩んで設置した網の横を通過したり
網の存在を見破られて目の前でUターンしていきます。

2012年9月4日火曜日

ムカシトンボ(Epiophlebia superstes)探し

先日、フィールド内を流れる小川でムカシトンボ(ヤゴ)を探してきました。

でも、そう簡単に見付かるはずもなく残念な結果に終わりました。

2012年8月28日火曜日

出ましたクマゲラ(Dryocopus martius)

先日、夏の野鳥生息調査を行い、30種の野鳥を確認できました。

例年この時期は目にする鳥の数も少なくちょっと寂しいものですが、
今回はなんとクマゲラを見ることができました!



フィールド内に新しい食痕がたくさんあったので、
この森にやってきていることは知っていたのですが、
その姿を見れた上に撮影までできたのは超~嬉しかったです。

他にもハイタカなども見られ、鳥は少なかったですが満足な調査でした。

2012年8月24日金曜日

2012年7月30日月曜日

コウモリ '12.7.17・22

今年もコウモリ用の人工塒を下げているのですが
まだ入りません



去年の
http://furano-fieldnetwork.blogspot.jp/2011/10/11102.html

去年よりも調査回数が少ないから
見逃している可能性も高いのですが

出来るだけ見逃しを減らすべく
今年は人工塒でした糞が残るような
新しい形の塒を吊り下げてみました。

コテングコウモリ以外の種類も入ってほしいものです

乞うご期待

斉藤

2012年7月13日金曜日

モモンガなど

7/7、5/20に再設置したセンサーカメラのデータ回収と樹洞チェック、およびコウモリ確認を行いました。

樹洞に関しては、新しい糞などの痕跡等はみられず、いまのところ利用していないようでした。
また、枯葉および人工物でもコウモリは確認できませんでした。

それ以外としては、アオダイショウの幼蛇を確認できました。


幼蛇でも、上手に木に登るものです!

センサーカメラには、モモンガ(Pteromys volans orii)の他に、結構おもしろい映像が撮れていました。

2012年7月6日金曜日

コウモリ '12.7.1

コウモリ 3種 来ました

コテングコウモリ Murina ussuriensis
例年どおり
オオイタドリの枯葉で寝ていました。



2012年6月19日火曜日

昆虫類確認種

2011年調査の確認種リストが完成しました。
現在6目19科56種が確認されています。


富良野フィールドネットワークHP
去年のPITホールトラップは地点も捕れが悪かったが、今年はどうだろう。
今年は任意採集で確認種を増やそう。


吉野

2012年6月3日日曜日

本格シーズン到来 ’12.6.02

昆虫調査を行ってきました。


ヒメギフチョウ(Luehdorfia japonica)探し

ヒメギフチョウを探しましたが、さすがに時期が遅かったようで見つけることができませんでした。
食草のオクエゾサイシンも見つけられず・・・
せかっくなので、先週に道北地方で撮った写真をのせます。

















2012年5月30日水曜日

植物確認種

2011年から始めた植物調査の確認種リストができました。

人工林で135種、草地で53種、天然林で127種
合計70科224種が確認されています。
そのうち、環境省レッドリスト掲載種は3種、北海道レッドデータブック掲載種は3種です。

リストは以下に

大高、斉藤

2012年5月29日火曜日

植物 '12.5.20

今年は新たな植物調査を開始します。
まずはその準備で杭打ち
生育段階の違う3エリアを選定してきました。

2012年5月21日月曜日

夏鳥来ました。 ’12.5.15-16

先週、春の野鳥観察に行ってきました。
どうやらクマゲラが富良野の森にやってきていたようです。




これはクマゲラが木を削った時の嘴の跡です。
タバコの箱とかいい感じの対象物がなくて、比較物が小さなボールペンになっちゃっいました。
このボールペンは7mmほどの太さがあります。

初期の植林地にはまだ少ないですが鳥がやってきていました。

2012年5月10日木曜日

ガリガリ!! ’12.5.7

今年の調査の下見で植樹されているエリアを見に行ったところ・・・、
あっちもこっちも「ガリガリ!!」
エゾシカによる食害です。
痛々しいですね。


エゾエンゴサクは爽やかにさいていましたよ。

2012年5月8日火曜日

モモンガは? '12.5.7

今年の調査計画の下見と春を探しにウロウロしてみました。
色々な植物が一気に芽吹き始めています。

2012年4月30日月曜日

エゾモモンガその3

4月8日にエゾモモンガが利用していた樹洞に設置しておいたセンサーカメラを、一度回収し、撮影状況を確認しました。

その結果、エゾモモンガがきちんと撮影されました。
結構、おもしろいものが撮れてましたね。

昆虫にも春

もっとも早く出現するチョウの一種
「ルリシジミ」が飛んでいました。
この個体は少し翅が傷んでいるので

2012年4月29日日曜日

春到来 '12.4.29

山口さんと踏査してきました。
山の上は例年より多少雪が残っているかな

エゾアカガエルは多少鳴いていたが
もうピークは過ぎた様子

エゾサンショウウオも産卵開始しました。

2012年4月24日火曜日

鳥類確認種

平成21年9月~平成22年10月までの鳥類調査の結果を整理しました。

10目27科69種が確認されました。

確認種のうち
「国の天然記念物」
「北海道レッドデータブック」
「環境省レッドリスト」
に選定されている希少鳥類は
マガン、ハチクマ、オジロワシ、エゾライチョウ、オオジシギ、クマゲラ、オオアカゲラ
以上7種でした。

今年も調査は継続予定

斉藤久

2012年4月18日水曜日

archive

だいぶ写真が溜まってきたのでHPの方で整理していきます。
右にもarchiveとしてリンク貼りました。


見返しえみると一眼レフカメラとの性能差が歴然としていて悲しい
そろそろ買うべきか
しかしあれも欲しいこれも欲しい
物欲は一生収まらないのだろうな

どんどん視覚でもアピールしていきます。

Saito


2012年4月13日金曜日

2011年のコウモリ

2011年のデータ整理をしています。

コウモリは
              カスミ網   手捕り    目視
ヒメホオヒゲコウモリ   1頭     3頭      3頭
ニホンウサギコウモリ  2頭     2頭
コテングコウモリ            65頭     1頭
テングコウモリ              1頭

でした。
コテングコウモリ探しに力を入れすぎて
カスミ網調査の回数が減ってしまいました。

今年も枯葉探し塒実験継続します
そろそろ違う種類を捕まえたいですね

乞うご期待

斉藤久

2012年4月10日火曜日

エゾモモンガその2 '12.4.8

再び、エゾモモンガの痕跡等を調査に入りました。
前回見ていない箇所を中心に踏査しました。
その結果、エゾモモンガの糞・食痕を新たに7箇所確認できました。














食痕の内容は、マツ類の葉?やシラカンバの花序のようです。

そして、先日確認した樹洞の他に

2012年4月4日水曜日

新年度

平成24年度が始まりました
今年は次のステップへ進みたいですね
勢いが載せられるように
『道新基金』に応募してみました。
さてどうなるか?

皆さんの積極的な活動が楽しみです。

斉藤久

2012年3月30日金曜日

エゾモモンガ’12.3.29

久しぶりにフィールドに出ました。
今回は雪にあるうちにエゾモモンガの痕跡の分布状況の把握するのとねぐらの樹洞が見つかればと思って現場に入りました。

モモンガの痕跡については、糞と食痕が9カ所で確認できました。
うち1カ所は樹洞のある木の根元で、他のところより明らかに糞が多量で、樹洞の周辺も尿で汚れており、個体が使っていそうでした。


















なので、個体の出巣観察を日没前から行ったところ、

2012年3月21日水曜日

足跡 '12.3.18

久しぶりにフィールドを歩いて来ました。
まだまだ雪がタップリありますが
だいぶ硬くなり歩きやすい雪でした。

林内には
エゾリス、タヌキ、エゾシカ、エゾクロテンの足跡が点々と

沢沿いに下りてみると

2012年3月14日水曜日

春近し

すっかり間が空いてしましました。

12月の降雪が多く岩見沢辺りは例年の倍の積雪があ
家屋の倒壊も多かったようですね。
札幌周辺は1月になり落ち着いて 平年並みの積雪に戻りました。

色々バタついている間に
気が付けばすっかり春の気配です。

さてさて
吉野君から昆虫のリストが上がって来ました。


ベイト5地点と任意採集・目視観察の合計で
6目19科56種

の昆虫類が確認されました。
意外と少ないが、そんなもんなのかな?

これをどう解析するか・・・
吉野君に任せましょう
よろしく!

斉藤