富良野自然塾の生き物たち

SMBC環境プログラム NPO法人C・C・C富良野自然塾の許可を得て調査しております。

2012年3月30日金曜日

エゾモモンガ’12.3.29

久しぶりにフィールドに出ました。
今回は雪にあるうちにエゾモモンガの痕跡の分布状況の把握するのとねぐらの樹洞が見つかればと思って現場に入りました。

モモンガの痕跡については、糞と食痕が9カ所で確認できました。
うち1カ所は樹洞のある木の根元で、他のところより明らかに糞が多量で、樹洞の周辺も尿で汚れており、個体が使っていそうでした。


















なので、個体の出巣観察を日没前から行ったところ、
予想通り、2個体の出巣を確認できました。
出巣後、個体の滑空していった方へ行き、個体がいないか探していたら、2個体ともシラカンバで採餌していました。
この時期はシラカンバの冬芽や花序を好んで食べるので、やはりといって感じではでした。

そのほか、エゾユキウサギを目撃できました。
どうやら、木の根もとの穴で休んでいたところに、私が近づいたために、驚いて飛び出したようでした。
ちょっとかわいそうなことをしたかなと思います。














あとは、クマゲラの採餌痕(カラマツ)が敷地内で複数みられ、
冬場は、結構、自然塾内に飛来しているようです。
富良野プリンスホテル側で個体も目撃されました。

































雪のあるうちに、もう一回くらいは行きたいと思っています。

山口 裕司

1 件のコメント:

  1. 素晴らしい成果ですね!
    今後モモンガが植樹エリアをどのように利用するかが楽しみです
    あんな事こんな事色々やりたい

    クマゲラの新鮮な採餌痕はいままでフィールドであったかな?

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